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CoCoLIFE〜ここらいふ〜小説館
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1]
パンツパーク◇QoeunprWLM
2016/05/12 07:53
第一回
ぱんどらさん
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神スレ認定
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240]
君の心の恋人、名無しがお送り致しました
2024/04/17 01:09
あげ
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239]
すうせん(ガンバ大阪推し◆V9WM8JR89E
2016/12/01 18:33
>>238
ぶっころ←?
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237]
すうせん(ガンバ大阪推し◆V9WM8JR89E
2016/12/01 17:02
>>235
全部読んだら最後にやりやがってハゲ
サガン鳥栖J4に落ちろ
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236]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/12/01 16:50
>>234
お、おう!そうかwww
ご苦労!!
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235]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/12/01 16:49
>>233
うるっせええええええ!!!
もうあれはあれで終わったんだよwwww
なんだかんだ読んでくれててうれぴー///
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234]
君の心の恋人、名無しがお送り致しました
2016/12/01 13:01
>>231
ごめん
更新遅すぎてもう読んでない(´▽`*)
だから本元の方全部読んできたw
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233]
すうせん(ガンバ大阪推し◆V9WM8JR89E
2016/12/01 09:46
終わったあああじゃねーよ
はよ助けろやしばくぞテメェ
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232]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/12/01 09:34
>>230
あ、ありが、読めや
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231]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/12/01 09:34
>>229
読んでくれてたのぉ///
ありがとー///
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230]
麻夢◆dHgBvcqH3c
2016/12/01 03:01
お疲れ、読んで無いけど
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229]
君の心の恋人、名無しがお送り致しました
2016/12/01 00:42
早く3人助けに行こうよ
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228]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 23:37
終わったああああああ♪
メッチャ期間かかったわwwww
まぁ、誰も読んでなかったと思うけど。。。
誰も読んでなかったと思うけど超気持ちいいーーーーー!!!!
終わったあとの爽快感やっべぇぇぇぇwwwww
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227]
パンツパーク◇QoeunprWLM
2016/11/30 23:33
【ぱんどらさん】
・この地域の学生達の間で囁かれる都市伝説。特定の時間、特定の場所で特定の行為をすることで出現し、当事者に接触する。
当事者がぱんどらさんに勝った場合、願いが叶う。
当事者がぱんどらさんに負けた場合、当事者は「災い」になる。
災いになった当事者は二度と現世に戻ってくることは出来ない。
END
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226]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 23:32
夕方5時のチャイムが聞こえ、ギルガメはたまたま帰る方向が同じであった望南と帰路についている。
二人とも自転車を引いており、カゴには宿題をつめた鞄が揺れている。
綺麗な夕焼けであった。
思えば、"あの日"もこんな素敵な夕方だった気がする。
「銭湯ねぇ…」
「やっぱり記憶にない?」
「うん。なんかあたしの方が自信なくなってきたし。」
そう言うと、望南は笑いながら汗を拭った。
そりゃそうだ。
望南以外の全員が銭湯・ナナシハァハァ・長髪暴君…そして黒幕の存在を主張しているのだから。
「はぁ。まぁ夏休み終わったら全部が明らかになるよ。」と望南。
「だといいけどさぁ…。うぅん…。」
「えぇ?さっきまで『銭湯もナナシハァハァもいる!』とか言ってたのに急に元気なくなっちゃったじゃん。」
「ははは。うん。まぁそっか。夏休み中は悩んでも意味ねぇしな!」
この件についてはしばらくは忘れよう。
ギルガメはそう心掛け、夏休みを満喫することにする。
「忘れる」事が正しいのかどうかはわからないが…。
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225]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 23:30
頭が変になりそうだった…。
「いよいよ明日から夏休み。」ということで大量の宿題が渡され、それをオナニストと愚痴った後に教室の外で待っているゆとりんと合流し、「さぁ帰ろう。」と校舎を出た時に校庭で会話をしていたまくら・銭湯・長髪暴君・ハチ公・ナナシハァハァに呼び止められ、"ぱんどらさん"のメンバー加入を半ば強制され、帰宅して夕方に校門に集合したんだけど来ていたのはリンリーンだけで、一度は帰ろうとしたもののなんとか全員集合し、図工室から校舎に侵入したことで"ぱんどらさん"開始に成功した。
…というこの記憶も、全て"ぱんどらさん"に植え付けられた嘘の記憶?
だとしたら本当の記憶はいつからなんだ?
そもそも、無事に学校を脱出したのだろうか。
今現在、こうしてまくらの自宅に集まっているのも悪い夢であり、本当の自分はまだ学校で眠っているのではないか?
この状況も"ぱんどらさん"による幻覚で…
「…ギルガメ?大丈夫?」
「ん?…あ、ごめん。」
変な顔をしてギルガメを見つめるリンリーン。
どうやら皆で議論が交わされていたらしい。が、ギルガメはしばらく考えこんでいたので、周りの会話は全く聞こえていなかった。
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224]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 23:29
「知らない。用務員は坂上さんでしょ?」
「誰だそれ…。」
望南は銭湯・ナナシハァハァ・長髪暴君・黒幕は存在しない…そして、その四人こそが"ぱんどらさん"であると主張した。
ギルガメの「じゃあなんで"ぱんどらさん"以前から銭湯達を知ってるわけ?」という批判には、「"ぱんどらさん"プレイ中に、記憶を植え付けられたんじゃない?」と答えた。
この時点でギルガメ・まくら・リンリーン・ハチ公を、望南は論破してしまった。
記憶のみが証明であるギルガメ達には上手い反論ができなかったからだ。
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223]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 23:29
「夢だったのかな…。」
窓の外を見ながらハチ公が呟いた。
「夢…。」
夢の中だけの存在…?
「銭湯?ナナシハァハァ?長髪暴君?そんな人物はお前が勝手に想像で作り上げた脳内友達なんじゃないの?」
誰とも言えない声が頭に響く。
じゃあ先日一緒にぱんどらさんをしたメンバーは誰だったのだろう。
ギルガメ・まくら・リンリーン・ハチ公・ゆとりんの他にいた三人は誰なのか。
疑問・不安・恐怖が積み上がっていく。
「その三人が…」
「?」
ぱんどらさんメンバーがあまりに辛そうな表情をしているので、望南は第三者として見解を述べた。
「その三人が"ぱんどらさん"なんじゃない?」
…全文
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222]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 23:28
"長髪暴君"と言う生徒はいたが、まるで別人の女子だった。
「消された…。」
「…ぁ…。」
連絡網はリンリーンとハチ公を絶句させた。
望南は「当たり前だよ。驚くことじゃないって。」と笑っていたが、自分だけ空気が違うことに気付くと俯いてしまった。
望南は「存在しない」と言う。
連絡網にも載っていない。
その他、文集・写真…あらゆる物から銭湯・ナナハァ・長髪暴君の存在を確認しようとしたが、どれも役に立たなかった。
頭の中には確かにいるのに…
現実に存在したという証明ができない。
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221]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 23:27
「おわっ…なんだよいるじゃん。」
まくらは部屋の前にいた。
連絡網を手にしている。
「どうしよう…。ギルガメ…どうしよう…。」
泣きそうな顔でまくらはギルガメに連絡網を差し出した。
「どうしたの?」
「いない…三人ともいない…いなくなってる!」
まくらから乱暴に連絡網を取ると、ギルガメはそれを凝視した。
いないわけがない。どうせ焦ったまくらが見落としただけだ。
銭湯…銭湯…銭湯…
ナナハァ…ナナハァ…ナナハァ…
長髪…長髪…長髪…
「いない…。なんでだよ!?」
「わかんない!!わかんないけどいない!!」
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220]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 23:26
クラスで配られる緊急連絡網。
あれならクラスメート全員の名前と電話番号が乗っている。
「何をしてもいない人はいないってばぁ。」とうんざりする望南を無視して、ギルガメ・リンリーン・ハチ公はまくらが戻ってくるのを待った。
「なぁ望南…ギャグとかじゃないんでしょ?」
「何度も言うけど本気だってば。いないよそんな人。」
これ以上は望南の機嫌を損ねるだけだ。納得しないながらもこの辺で追及はやめておいた。
「遅いねまくら。」
「確かに。何やってんだろ。」
「暑さで倒れてたりして。」
「かもね。ちと見てきます。」
笑いながらギルガメは部屋を出た。
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219]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 17:06
「え?」
「もか、それマジで言ってる?」とハチ公。
「マジも何も…最初から知らないよ。"銭湯"って人も"ナナシハァハァ"って人もうちのクラスにはいないじゃん。」
ギルガメとリンリーンは『有り得ない!』という表情で顔を見合わせた。
銭湯・ナナシハァハァ・長髪暴君という生徒は確実に存在したはずである。
銭湯は毎年の運動会で必ずリレーの選手になっていた。体育の時間はどの男子よりも目立っていた。
修学旅行で夜中の2時まで一緒にトランプの『大富豪・大貧民』をやったし、小学3年生の時は銭湯と上級生が言い合いを始めて騒動になったのも覚えている。
そんな銭湯に関するエピソードがギルガメの中にはあった。
銭湯達が存在した証拠が欲しい。
ギルガメだけでなく、リンリーンもまくらもハチ公もそう思っていた。
「あっ…まくら!連絡網!」
リンリーンが言うと、まくらはハッとして部屋を出て行く。
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218]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 17:06
「ってか、銭湯とかナナシハァハァとかって…誰?」
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217]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 17:05
さんざん盛り上がった後、望南が尋ねた。
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216]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 17:05
望南は終始、「うん…うん…で?で?」と聞いていた。
望南は実に聞き上手で、リンリーン・まくらも気持ちよさそうにペラペラと語った。
ぱんどらさんの当事者であったはずのギルガメ・ハチ公はすっかり聞き手に回っている。
リンリーン・まくらの語りが実に素晴らしかったのでついつい聴き入ってしまっていたのだ。
「怖い怖い!やばい!ぱんどらさんやばい!」
望南は大層な喜び様でやかましい。
ただ、「あたしもやってみようかな。」とは言わなかった。
そこはわかっているようだ。
まくらも、望南を巻き込みたくないのか、ぱんどらさんのやり方を語ることはなかった。
望南までもが"災い"になるようなことがあってはならない。
「なんかぱんどらさんをやった中学生が死んだって噂あったじゃん。あれは嘘みたいだね。」と望南。
「噂は語り継がれていくうちに話が変わってきちゃうものだよ。」
リンリーンがノートをめくりながら言った。
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215]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 16:33
まくらの部屋は快適だった。
エアコンが25度に設定されている。
割と大きめの丸いテーブルを、座布団に座ったまくら・ハチ公・リンリーン・望南・ギルガメが囲む。
各々が広げる宿題の真ん中にはジュースの入ったペットボトルが立っていて、みんなが紙コップを使って飲んでいる。
まくらは「最高に居心地のいい部屋にした。」と満足そうに語っていたが、確かにその通りであった。
さて、宿題は…
やっぱりあんまり進まない。
五人もいれば会話が弾んでしまうのだ。
「ぱんどらさんやったってマジ?」と望南。
「うん。」
「どうだった?」
興奮する望南に、リンリーンとまくらが丁寧に"あの日"の事を語った。
黒幕(災)に追われたこと、保健室から包帯を伸ばしたこと、もちろん、ナナシハァハァや長髪暴君、銭湯の事も話した。
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214]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 16:19
「ギルガメです。」
インターホンに向かって名乗ると、「はぁい。」と声がして、まもなく玄関が開いた。
「ギルガメビリだよ。」と笑うまくらの肌は小麦色に焼けていた。
玄関に置かれた浮輪から、最近海に行ったことが伺える。
まくらの家に来たのは二回目だった。
一回目はクリスマスか何かの時。オナニストと一緒に呼ばれたのだ。
部屋にはリンリーンとハチ公、それから望南(もか)がいた。
望南はクラスメートで、まくらやハチ公のグループの一員である。
ギルガメと望南は3〜6年生で同じクラスと、さりげなく長い付き合いになるが、あまり関係は深くない。
「ギルガメ白いなぁ。家で篭って何してんの?」
相変わらずの軽い調子で望南が言う。
「こっちは受験なんだよ。ってかこのメンバーで受験しないのはお前だけじゃん。」
望南が嫌味っぽく言う。
「自分の意思で受験やってんじゃん。うちは別に"ガクレキ"なんか必要ないんです。"シャカイテキチイ"とかよくわからんのです。」
「あっそ。」
ギルガメはリンリーンの隣に腰を降ろして持ってきた宿題を開いた。
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213]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 15:58
どうしていいのかわからない五人は、ぱんどらさんに「銭湯、長髪暴君、ナナシハァハァを帰してください。」と祈り、学校を後にした…。
まくらから「夏休みの宿題、一緒にやろうよ。」と電話があったのは8月に入ったばかりという時だった。
あのぱんどらさんから二週間ほど経ったが、ナナシハァハァ・長髪暴君・銭湯から連絡はない。
本当にいなくなってしまった。
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212]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 14:14
昨日、ぱんどらさんを実行すりために集まった時は七人。そこへゆとりんが加わって八人。
【ギルガメ・まくら・銭湯・長髪暴君・ハチ公・リンリーン・ナナシハァハァ・ゆとりん】
しかし、ぱんどらさんを終えて現在朝を迎えたら、五人になってしまっていた。
【ギルガメ・まくら・リンリーン・ハチ公・ゆとりん】
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211]
パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 14:13
「日が昇ったよ…。」
まくらの呟きが聞こえた。
確かに外は明るくて、鳥の声もした。
しかし、ギルガメには何も入って来ない。
何も考えられなかったのだ。
「行こう。…終わりにしなきゃ。」
リンリーンの声で、ギルガメ・まくら・ハチ公・ゆとりんは資料室を出た。
図工室はさっきのままで、扉は開けっ放しである。
図工室にぱんどら図はなかった。つまり、事務室に置いてあったものが本物だったのだ。
リンリーンは来た時と同様に窓を開ける。
事務室からこっそりぱんどら図を持ち出していたまくらが、それを机に広げた。
「ぱんどらさん、お帰りください。ぱんどらさん、お帰りください。ぱんどらさん、お帰りください。」
抑揚のないまくらの声が図工室に響く。
「これでぱんどらさんは終わり。」とまくら。
「ナナシハァハァと長髪暴君と銭湯はどうするんだよ?」
「もう…無理だよ…」…全文
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