[1]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/30 14:13


「日が昇ったよ…。」
まくらの呟きが聞こえた。

確かに外は明るくて、鳥の声もした。

しかし、ギルガメには何も入って来ない。
何も考えられなかったのだ。

「行こう。…終わりにしなきゃ。」

リンリーンの声で、ギルガメ・まくら・ハチ公・ゆとりんは資料室を出た。




図工室はさっきのままで、扉は開けっ放しである。

図工室にぱんどら図はなかった。つまり、事務室に置いてあったものが本物だったのだ。

リンリーンは来た時と同様に窓を開ける。

事務室からこっそりぱんどら図を持ち出していたまくらが、それを机に広げた。


「ぱんどらさん、お帰りください。ぱんどらさん、お帰りください。ぱんどらさん、お帰りください。」

抑揚のないまくらの声が図工室に響く。

「これでぱんどらさんは終わり。」とまくら。

「ナナシハァハァと長髪暴君と銭湯はどうするんだよ?」

「もう…無理だよ…」


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