[1]ゆとりん@MVあ5l9jku3vtjc
2019/03/14 12:41
『淋しいのはアンタだけじゃない』

ドキュメンタリー漫画を
得意とする
吉本 浩二先生が、
聴覚障害を持つ人々や
手話通訳士の人々等に取材し、
漫画という
『音を映像にできる媒体』
を駆使することにより
聴覚障害について
非常にわかりやすく表現した
ドキュメンタリー漫画


『耳が聴こえない』
と聞くと
『無音』なのかと思ってしまうが

実際は
『強烈な耳鳴りで
他の音がまったく聴き取れない』
という
(人によりけりだが)

そういった
実際に耳が聴こえない立場に
ならないと
わからないようなことを
絵と擬音で
可能な限り表現しており、
下手に道徳の授業で
耳が聴こえない人について
学ぶよりも
よほどリアルかつ
ショッキングに
聴覚障害の人の現実を
叩きつけられる

また、個人的な話で
申し訳ないが
心臓病のオレとしては
『障害者だと
見た目からは思えないのが辛い』
というのは
とても共感できた

優先席に座っていて
オバハンに
絡まれたこともあるし

和式トイレか
障害者トイレしかない施設で
障害者トイレを使っていて
白い目で見られたこともあるし
(和式の体勢が困難なので)

オレが障害者だと知っている
友人ですら
ついつい他の友人に
ツッコむノリで
オレの頭を叩くこともあった
(非常に出血しやすく
血が止まりにくいので、
頭が出血すると
一大事になるため
頭だけは怪我しないようにと
医師から指導されている)

聴覚障害については
もちろん、
『見た目からは
障害者だとわからない人』
の話としても
多くの人に読んでほしい、
『漫画』という媒体を
最大限に活用した
良質な教科書のような一作

全3巻

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