[1]ゆとりん@MVあ5l9jku3vtjc
2019/03/11 17:54
『義母と娘のブルース』

岩木 亜希子は
30代前半で
部長にまで登り詰めた
凄腕のブルゾ…キャリアウーマン

そんな仕事一筋の彼女が、
ある日突然
何をやってもダメな平社員
宮本 良一と結婚

しかも、宮本には
亡くなった前妻との
子供がいるというから、
周囲は驚きを隠せない

その子供、
宮本 みゆきは
亜希子に心を開かず、
反発してばかり

亜希子は何とか
みゆきと打ち解けようとするも、
仕事しかしてこなかった
亜希子は
一般的な家庭の感覚が無く、
ますます
溝は深まっていく

そんな中、
良一が亡くなってしまう

実は、良一は
亜希子と結婚する以前から
余命を宣告されており、
1人残されるみゆきを育ててくれる
相手を求めて
亜希子と結婚したのだった
(亜希子も
そのことは了承している)

義母と娘の、
約20年にも及ぶ
不器用な家族の物語は、
まだ始まったばかりであった…



つい最近
TVドラマ化されていたので、
タイトルだけは
知っているという人も
多いのでは

かくいう俺もつい最近
本屋でこの漫画を発見し、
「これTVドラマのやつやん!
漫画やったんかワレェ!」
と思い、
内容も知らず即買いした
(TVドラマは観てない)

そんな
「話題になってるから
チェックしとくか」
ぐらいのつもりで購入した
この漫画

買って良かった…

本当に素敵な漫画です

なんか、
あらすじを読むと
わんわん泣ける
感動物語みたいな感じするじゃん?

全然泣けない
(えっ)

というのもこの漫画、
4コマなのです

たまに
4コマの形をしているだけの
ストーリー漫画なんかも
存在するけど、
この漫画は
1つ1つきちんと
オチをつけてくるので、
ちゃんと4コマとして面白い

そして、そのネタが
積み重なっていくうちに、
しだいに年も
積み重なっていっている

人生って
そういうもんだなと思った

ときには
家族や身近な人が
亡くなることもあるけど、
そこで
「うわあああん!
ありがとおおお!」
っつって
泣いてEDじゃない

たまには
悲しい出来事があるけど、
基本的には
なんてことない
平凡な日常が続いていて、
その平凡な日常の方が
人生の大部分で、
そして何より大切だったりする

これはそういう漫画

「人が死んじゃう漫画です!
泣いてください!」
ということではなくて、
人生の中で
誰にでも起こりうる
死に別れでしかなく、
楽しい時間の方が
圧倒的に長い

読後に
幸せな気持ちで満たされる、
大したことの起きない
平凡なとある家族の物語でした

通常版と新装版があり、
どちらを選んでも
全2巻なので、お好みで

ただし、
新装版はドラマ化に合わせて
発売されたものなので
本屋にまだあるだろうけど、
通常版は2011年に
発売したものなので、
ちょっと入手が難しいか
(俺は新装版で購入

つーか2011年の漫画だと
購入してから知った)

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