[1]ゆとりん@MVあ5l9jku3vtjc
2022/03/21 22:50
『未確認少年ゲドー』

あらゆる生物が大好きな女子高生・
結城 さららは、
生物の擬態を見破るのが
得意であった

ある時転校してきた少年・
外堂 祭門(げどう さいもん)に、
さららは違和感を覚える

周りの皆は
外堂君をイケメンともてはやすが、
さららには作り物のように見えるのだ

彼の正体を暴くべく調査するうちに、
なんと外堂君は
『頭脚人間』

『首無し人間』
が人間に擬態した、
2人で1人の
『未確認生物』だったことを
さららは知る
(首の部分は祭門君の足であり、
マフラーで隠している)

外堂君は
自分達のような未確認生物は
怪我や病気になっても
人間には頼れないため、
未確認生物達の医者をしていると言う

そんな外堂君に共感したさららは、
未確認生物達の治療に
協力していくことになる


『地獄先生ぬ〜べ〜』で
幽霊や妖怪を扱ってきた
岡野 剛先生が、
未確認生物を題材にした作品

『ぬ〜べ〜』でも
『物を粗末にすると現れる妖怪』
『人の噂話ばかりしていると現れる妖怪』
等に生徒達が取り憑かれ、
それをぬ〜べ〜が
除霊するというような展開で、
バトルもありながら教育的な面もあり、
少年漫画として
非常に優れた作品だった

ゲドーもまた似た性質を持ち、
ぬ〜べ〜のように
道徳的な心が学べる回こそ少ないものの、
『未確認生物の医者』
という設定から
生物の生態に切り込む描写が多く、
例えば映画等で
よくモンスターが
天井にぶら下がっている描写があるが、
天井にぶら下がっている状態が
通常である生物が
人間のように地上に降りると
頭に血が届かず貧血になる

鳥のように身軽ではない
天使が飛ぶには
ムキムキマッチョにならなければならない等、
実在しない生物の話ではあるが
もし実在した場合は
こういう生態になるだろうという
描写がとても楽しく、
勉強にもなる

ぬ〜べ〜にもあった
ちょいエロももちろん忘れておらず、
この漫画の連載当時
俺は中学生で、
入院して心電図を観察していた時に
この漫画を読んで
辛抱たまらなくなりシコってしまい、
脈が上がって
ナースが駆け込んできたことがある

全5巻と非常にお手頃なので、
是非とも読んでみてほしい1作

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