[1]ゆとりん@MV5l9jku3vtjc
2016/03/22 04:38
『大脱走』見ました

まずね、
CMやバラエティ番組なんかで
ちょいちょい耳にする
あの楽しげなBGMの元ネタが
まさかこの作品だったとは
知らなかった

もし仮に、
映画を見る前に
「このBGM、
元ネタ大脱走なんだよ」
と誰かに教えられたとしても、
俺は信じなかった

だってねぇ、
大脱走ですよ?
捕虜が命からがら逃げ出すお話ですよ?

あんな楽しげな音楽が
要所要所で使われるなんて
誰が思うだろうか

そう、この映画、楽しいんだ

戦争の映画です、
捕虜達が苦しめられ、
時には亡くなる人もいる

だけど、その捕虜達当人が
全く屈しない、
目の輝きが消えない

気ままに
キャッチボールなんてしながら、
次の脱走の機会を待っている

俺の知る限りでは、
戦争映画だとか
捕虜を扱う映画だとかは、
まぁ大概嘆き悲しみの連続です

それが悪いというワケじゃない

ただね、
悲しい出来事があって、
登場人物が涙を流し、
オーケストラのようなBGMが流れ、
『さぁ!
ここが泣き所ですよ!』
と合図をされてね、そこで
「ハイ分かりました泣きます」
ってダ〜ッと涙を流せるか?

まぁ泣く人もいるけど

でもそれは泣かされてるんじゃないか?
音楽に雰囲気を作られて
空気を読んで泣いちゃってるんじゃないか?

『大脱走』はそこが違う

悲しい出来事がたくさんある、
でも決して悲しいオーケストラは
流れない、
捕虜達は泣き叫ばない、
そんな暇があるならば
次の脱走の
手はずを整えなければならないから

「戦争って悲しいよね、
こんなことしちゃいけないよね」
という押し付けがましい
メッセージを込めた
戦争映画はもうたくさん、
そんなことは小学校の
道徳の授業で習ったから

映画の役目である娯楽、
あくまで娯楽に徹する戦争映画、
『大脱走』

男たちの後ろ姿に、
思わず『笑い泣き』してしまった

紹介ありがとう!

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