2020/03/01 01:02『School Rumble
(スクール ランブル)』
主人公の女子高生・
塚本 天満(てんま)ちゃんは、
同じクラスの
烏丸 大路(からすま おおじ)に
恋していた
しかし、烏丸君は
１年後に転校することが
決定していた
天満ちゃんは
烏丸君が転校する前に
告白することを決意したが、
奥手な天満ちゃんに
直接告白することなど不可能
そこで天満ちゃんは
直接的に告白せずとも
何とか烏丸君に
自分の気持ちが伝わるよう、
あの手この手を考える
果たして天満ちゃんの思いは
烏丸君に伝わるのか…
『ラブレターを書いたら
長文すぎて巻物になる』
『直接ラブレターを渡せないので
矢文の訓練をする』
等、
かなりぶっ飛んだことばかりする
天満ちゃんの姿が
おかしくも微笑ましい漫画…
…なのは前半だけ
実はこの漫画、
途中で主人公が変わる
天満ちゃんのクラスメイトの１人に
播磨 拳児(はりま けんじ)
という男がいる
彼は天満ちゃんに惚れており、
作品前半においては
烏丸君に告白しようとする
天満ちゃんに
告白しようとした結果
逆に天満ちゃんの
邪魔をしてしまったり
誤解されてしまうという、
ちょっとかわいそうなキャラなのだが
物語が進むにつれ
段々話の中心が播磨君になり、
天満ちゃんに告白するため
播磨君があれこれする漫画に
変わっていく
というのも
作者の小林 尽(じん)先生は
男性であり、
「女性主人公で
描き始めたものの
自分が男なので
女の子の恋愛感がわからず、
播磨の方が
扱いやすいことに気付いた」
とのことで、
段々と天満ちゃんより
播磨君の出番が増えていったのだ
そんなワケで
途中で烏丸君が
空気になっていくものの、
『奥手な少年少女が
告白するために
色々な作戦を考える』
という点に変化はない
この告白ギャグが
スクールランブル…
通称スクランの面白いところ
この漫画は
俺が中学生の頃
少年マガジンで連載しており
２度TVアニメ化した人気作品で、
オレ自身単行本を集めていた
…しかし、物語後半から
ちょっと毛色が変わり
まぁ物語の出発点が
『好きな人に告白する』
というものなので
物語を完結させるために
仕方ないことだが…
終盤に差し掛かるにつれ
恋愛要素の割合が増え
少女漫画みたいになり、
ギャグが無くなっていったのだ
俺は基本的に
ガチの恋愛漫画は
あまり好みでないため
しだいに興味が薄れていき、
しまいには
持っていた単行本を全て売ってしまった
しかし、この間
あるバラエティ番組で
天満ちゃんのクラスメイトである
沢近 愛理(えり)ちゃんが
紹介されており、
俺は「懐かしい！」と
思うと同時に
久しぶりにスクランを
読みたくなってしまった
そのため
全巻買い戻すことに…
まぁ後半は
私的にちょっと好みじゃないものの、
少なくとも12巻ぐらいまでは
恋愛よりも
ギャグの比率の方が高いし
もし興味がわいたら
読んでみてほしい
ギャグ漫画でありながら
「好きな人に
気持ちを伝えたい！」
という高校生の葛藤も
同時に存在している
素敵な作品
全22巻＆外伝１巻
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