[1]ゆとりん@MVあ5l9jku3vtjc
2019/10/05 23:56
『バビロンまでは何光年?』

主人公・バブは
地球人唯一の生き残り

地球が消滅した時に
ただ1人
救命ポッドに入っていたため
助かったバブは、
色々な惑星を観光中だった
宇宙人・ホッパーと
機械生命体ジャンクヒープの2人に
発見されたことで
一命を取りとめるも、
地球での出来事を
全て忘れていた

地球はどうして
消滅してしまったのか、
どうして自分は生き残ったのか…

バブは全宇宙
最後の地球人となったことで
生物の種族保存本能に
苛まれながらも、
ホッパーとジャンクの
力を借りて
自らの記憶を取り戻すため
全宇宙を巡る旅に出る



『ニッケルオデオン』
『メランコリア』
等の道満 晴明先生の最新作

相変わらず
伏線の張り方が巧み

単行本前半は
バブ達が色々な惑星を旅する
とりとめのない
ギャグ短編のように見えるが、
後半に行くにつれ
前半のとりとめのなかった話が
意味を持ち始め、
全宇宙を巻き込む壮大な物語となる

色々なSF小説や映画、
そしてアニメなどの
オマージュが入っており、
その辺の知識があると
なお楽しい
(知らなくても
全く問題なく楽しめる)

バブは種族保存本能に
苛まれているので
性交シーンがやや多いが、
相手が地球人でないし
(人間の見た目をしていない)
デフォルメの効いた絵柄なので
まったく嫌らしさはなく、
むしろギャグとして
成立している

全1巻と手を出しやすいので、
是非読んでみてほしい

スレッド一覧