2024/04/20 02:41『雷雷雷（ライライライ）』
50年前、
人類は世紀末から続いた
エイリアンとの戦争に勝利
しかし、エイリアンの残した
『宇宙害蟲』と
『宇宙害獣』は
新たな人類の脅威となった
この２つの脅威に対して
民間軍事会社が発展
エイリアンの残した技術を元に、
いくつもの軍事企業が設立されていった
そんな軍事会社の１つ、
害蟲駆除サオトメバスターズに勤める
市ヶ谷 スミレ
彼女は借金を残して蒸発した父に代わり
18歳にして就職したのであった
そんなスミレはある時、
絶滅したはずのエイリアンにさらわれる
エイリアンによって
宇宙害獣と思われる『ダスキン』と
合体させられたスミレは
驚異的なパワーを得るが、
宇宙害獣として
処理されそうになってしまう
しかし彼女の肉体に興味を持った
最大手の軍事会社
『ライデン社』によって捕獲され、
スミレはライデン社の対害獣組織・
『雷伍特務部隊』に所属し
害獣と戦うことになる…
『駆除会社に勤めていた主人公が
敵の肉体を得る』
という点で、
『怪獣８号』を思い出さずにはいられない
しかし、俺は圧倒的に
こっちの方が好きだ
主要登場人物に好感を持てたのが
大きな理由だ
『怪獣８号』は２巻まで読んだが、
残念ながら好きになれるキャラがおらず
読むのをやめてしまった
一方、『雷雷雷』の登場人物は
ほとんど好きになった
主人公のスミレちゃんは
まだ幼い弟のために
学校に通うことも諦めて
一生懸命働く健気な子だし、
彼女の監視役であるハヅキさんは
害獣により亡くなった妹を
スミレちゃんに重ね合わせ、
監視役でありながら
ついつい面倒を見てしまう
スミレちゃんと合体しているダスキンも、
スキあらば人間を襲おうとする
危険な害獣でありながら、
どこか憎めない
魅力的な登場人物達が繰り広げる
熱いバトルや
ほのぼのギャグに
すっかりハマってしまった
『怪獣８号』が好きな人も嫌いな人も
是非読んでほしい１作
２巻まで発売中
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