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パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/11/29 11:54
確かに、がむしゃらに走り続けることに意味はない。むしろ黒幕(災)や新たな影人間と遭遇する可能性が高くなるだけだ。
「走り続けるか、それとも隠れるか」の主導権は先頭を走るギルガメ・銭湯が握っている。
ギルガメ・銭湯も走りつづける意味に疑問を感じていたのでさっさと近くの教室に飛び込んだ。
「ねぇギルガメ。ここどこ?なんかめっちゃ紙あんだけど。」
「事務室だってさ。なんか初めて入った感じ。」
「ふぅん。」
冷めた返事をすると、まくらは辺りの書類をガサガサと物色し始めた。
事務室は狭い。
いや、本当は広いのかもしれなが、とにかく紙だらけであるため非常に狭く思えた。
藁半紙やレポート用紙、発表用の巨大な紙。
なるほど、先生達はここに貯蔵されている紙を使用してプリントを作成していたらしい。
座り込むギルガメッシュ達。
ナナシハァハァは相変わらず見つからない。
「ナナハァ…どうしたのかな…。」
ハチ公が前髪をいじりながら呟いた。
「トイレだとしても普通、一声かけるよね。」とゆとりん。
「職員室に行ったくらいまでは一緒にいたよな。」
武器(?)のホウキで力無く床を叩く銭湯。
沈黙する一同。
「それより、よく影人間倒せたな!」とゆとりんが長髪暴君の肩を叩く。
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