ある魔法の物語

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杖を作る|パーティB
 
「魔法を使うための杖なんて何だっていいの」

ミーナが近くの木から折り取った小枝を弄びながら言う。

「例えば、この小枝だって。
こうして……」

言いながらミーナが小枝に片手をかざす。

「セプト-アディベント・リスネール、スワング、アレアト・マギア。魔の力よ、宿れ!」

唱えると、小枝が光を纏う。その光は、一種ののちに小枝に吸い込まれるように消えていく。

「これで、この小枝は魔法の杖として使えるようになったわ」

「こんなことまで……」

シンは固唾を飲んだ。



 

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