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姫華(女子3番)はまた人を殺してしまって後悔した。 もう…マヤやまくら、ふわうさとは会えない…。 姫華には、誰よりも大好きだった親友がいた。 その親友とは幼稚園からの付き合いで、ずっと一緒にいた。 中学、高校、大学、社会人となっても ずーっと一緒にいると思っていた親友だった。 「姫華ちゃーん。 今日欲しい本が届いたんだけど、一緒に取りに行ってくれないかな?」 その子、ハチ公(無印小学校女子21番)は、 手を合わせて姫華にお願いしていた。 「んー… ちょうど私も欲しい漫画あったからいいよ、行こう!」 2人は買い物を終わらせ、書店を出てきた。 信号待ちをしている最中、姫華が財布を書店のレジに忘れたことに気づいた。 「あー…ごめん! 取ってくるから、先に信号渡っておいてー」 「いいよー。 一緒に行くよ?」 「ううん ハチ公ちゃん文房具も買うんでしょ? そこだし、渡って先見といてよ!」 姫華は渡った先に見える文房具屋を指差した。 「わかったー じゃあ、先行ってるね」 ハチ公は頷き、走って本屋に向かった。 財布を持ってさっきの横断歩道のところに戻ってみると人が集まっていた。何だろう?と思いながら近づくと、 そこには小さめのトラックと血まみれの少女が目に入った。 ハチ公ちゃんだ… ハチ公はその後救急車で病院に運ばれたが 意識を回復せずに死んでしまった… 目撃者の話によると、 文房具屋から出てきたハチ公は信号が青になった後横断歩道を渡った。 そのとき、信号を無視したトラックに撥ねられたのだという。
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