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https://www.yamagata-np.jp/feature/kateisaien/kj_2014080700644.php

[19]キャベツ、白菜 充実した外葉作り重要
2014/8/7 17:56掲載

 キャベツと白菜は、アブラナ科の代表的な結球葉菜です。どちらも冷涼な気候を好み、暑さは苦手な品目です。定植が早すぎると病害虫の被害を受けやすく、遅くなると結球がしにくくなるので適切な時期に種まきや定植を行いましょう。特に白菜は生理障害が発生しやすいので、ホウ素などの微量要素入りの肥料を使用します。

 キャベツは8月中旬ごろが定植の適期です。定植に適した苗は、育苗パネルのセルトレーで育苗した場合は葉が3、4枚、鉢育苗では5、6枚となったころが定植適期です。

 白菜は、直接畑に種をまくじかまきの場合は8月中旬、セルトレー育苗苗の定植は8月下旬が適期です。じかまきは、1カ所に5粒くらいまいて、葉が3枚くらいになる時期までに間引きを行い、1本立ちにします。

 キャベツと白菜は、外葉(株の外側の結球しない葉)で作られる同化養分が結球葉へ供給されて結球が大きくなるので、充実した外葉を作ることが重要です。また、球が大きくなる時期に肥料を効かせることも大切で、定植から20日くらいたった生育が盛んなころと、中心の葉が立ち始めたころに追肥を行います。

 収穫は、品種ごとに収穫までの日数が異なるので、種袋やカタログに書いてある日数を目安に、球の上部を手で軽く押して葉のつまり具合を確認しながら行います。とり遅れると割れることがあるので注意します。

 白菜は、冬に食べる機会も多いため、結球した白菜をある程度とり残して、順次利用することも可能です。畑に長期間置く場合は、凍害を受けないように、なるべく多くの外葉で結球を包み込むようにして、ポリテープなどで縛っておくことにより、品質を維持しつつ保存することができます。

(県置賜総合支庁農業技術普及課・中川隆彰)




[26]秋野菜の収穫目安 キャペツや白菜、堅くしまったものから
2014/9/25 18:30掲載
https://www.yamagata-np.jp/feature/kateisaien/kj_2014092500595.php

 楽しみな秋野菜の収穫時期が間もなくやってきます。年ごとに生育の進み具合が異なるので、注意深く観察しながら適期に収穫しましょう。代表的な秋野菜の収穫目安について紹介します。

 キャベツ、白菜などは、結球部を手で押して、堅く締まっているものから収穫します。キャベツは収穫が遅れると、大きくなりすぎて割れたり、べと病などの病害が増えることがあります。白菜は霜や低温に遭うと葉が傷みやすいので、しばらく畑に置いておく場合は、結球部を包み込むように外葉を合わせ、ひもで縛っておくとよいでしょう。

 青首系のダイコンは、根の直径が7センチほどになったころが収穫の目安です。収穫が遅れ、太くなりすぎると「す入り」が発生するようになります。「す入り」とは、中心部がスポンジ状になる症状で、食味が悪くなります。また収穫後、葉をつけたままにしておいた場合も葉に水分が移行して発生することがありますので、収穫後は葉を切り落として保存しましょう。

 カブは、降雪があっても、ダイコン以上に肥大を続けることから、「す入り」や「スジ」が入りやすくなりますので、適期に収穫するよう心掛けてください。

 ブロッコリーの収穫は、花蕾(食べる部分)の直径が12〜15センチ程度で収穫します。収穫が遅れると花蕾が大きくなったり、花が咲いたりして食感が悪くなります。厳寒期になると、花蕾の表面が赤紫色に変色することがありますが、これはアントシアンという色素によるもので、食べても問題ありません。また、同じ仲間のカリフラワーは、収穫が遅れると花蕾が黒ずんできます。

 なお、ダイコン、カブ、ネギ、白菜、キャベツなどは冬期間の保存ができる野菜です。この方法は、別の機会に説明します。

(県村山総合支庁農業技術普及課・高橋玲子)


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