03/14.
2月22日は猫の日。
俺様猫「おい教師。今日は『猫の日』なんだろう？
今日の主役であるこの俺が、特別にマッサージさせてやってもいいぞ」
俺様猫が飛び切りの得意気な表情で言う。
"俺様"タイプの生徒に共通することらしいが、
この生徒は万事この調子で、やることなすことどこかずれている。
そこがまた憎めない、とも教師は思っているのであったが。
教師「えーと……(^^;」
俺様「どうした？ ほら、遠慮はいらんぞ。
顎の下でもしっぽの付け根でも、好きに触らせてやろう。ほらほら」
教師「……。こうかい？」むぎゅむぎゅ
俺様猫「よし、なかなかいいぞ」ゴロゴロ
教師が手を伸ばして触ると、俺様猫は目を細めて喉を鳴らしている。
俺様猫「うーん……もう少し左だ。もう少し強く揉め。――もう少し……」グルグルゴロゴロ
教師「(こうやってこの生徒がマッサージをねだってくるのって、結局いつもと同じだぞ……！(^皿^;)」
「猫の日」でも、いつもとやることは同じ。
俺様猫と教師にとっては普段通りの一日だった。
卒業までの限りある日々が、平和に過ぎていく。
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