我が家の擬人な力レシたち

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SS・テオブロマの香り(1)/???
 
02/21
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ミステリアス猫は、何か甘い匂いがすることに気づいた。

彼と一緒に住んでいる少年がキッチンで何かしているようだ。

キッチンを覗くと、少年が真剣な表情で何かをかき混ぜたり火にかけたりしている。


ミステリアス猫『やあ。何をしているんだい?』

少年がミステリアス猫に笑いかける。

少年「気になる? これはね、"お菓子"を作ってるんだ」

ミステリアス猫『お菓子、か……』


少年「でも、お前にはあげられないよ。ごめんね」

少年は優しい口調ですまなそうに言う。

ミステリアス猫『そうかい。僕は構わないよ』


少年は理由もなく彼に意地悪をするような性格ではない。
きっと何か事情があるのだろう、とミステリアス猫は思った。


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02/21
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○作者より


1週間ほど前に公開しようとしていたSS。

2〜3回で完結予定の短編です。


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