スレッド一覧
書く|更新|検索|

残762件書込み可 最初から見る

[1]前へ次へ[3]

神スレ認定
[180]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/30 22:34






――ギィィィ…




[179]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/30 22:33

明るいプール。
幸い、黒幕(災)の姿は見当たらない。

プールに水は、やはり張られていた。
すぐに泳げるだろうというくらいに、水は綺麗である。

「すげぇなぁ…温水プールだよ。」
長髪暴君が手で水を掻き回しながら言った。


だが、それだけ。
別に何かあるというわけではないし、ナナシハァハァの姿もない。

「帰ろう。」と銭湯。

七人が扉に向けて歩き始めようとした。
その時であった…。



[178]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/30 22:30

ぱんどらさん状態によって成立した室内プール。
ギルガメッシュにとってはかなり魅力的な施設であった。

「室内なら虫も入らないし、雨でも中止にならないね。」と銭湯。
まさにその通りだ。

ハチ公以外は皆、室内プールに見とれていた。
…暗くてほとんど見えないけど見とれていたのだ。


「あれって小屋?」
リンリーンが高い声を出す。

懐中電灯で照らしてみると、そこにはガラス張りの小屋があった。

「電気のスイッチはあの小屋かな?」
長髪暴君がさっそく小屋へ向かう。



長髪暴君がガラス張り小屋へ行き、しばらくすると、パッ!と電気がつき、室内プールの全貌が明らかにされた!



[177]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/30 22:29

よく見えないが、懐中電灯で照らす限り、プールには水が張られているようだ。
暗闇のプールはかなり不気味である。

「なんで水あるわけ?」とまくら。

「だってまだ夏休み入ったばっかじゃん。」
リンリーンが言う。

それにしても、プールサイドで話すのはなかなか勇気がいるものだった。
室内プールのため、声がこだまするからである。風呂場みたいなものだ。

しかも、プールサイドの向こう側も真っ暗で見えない。
もしかすると、黒幕(災)がひっそり隠れているかもしれない。

長髪暴君が「電気をつけよう。」とスイッチを探したが見つけることはできなかった。

「ねぇ。もう出よう?」
ハチ公がギルガメッシュの袖を引っ張る。

「でも、室内プール…もっと見てみたくない?」

ギルガメッシュ達の小学校のプールは、本来ならば校舎の外にあった。
しかし、今は"ぱんどらさん状態"により、部屋の配置が変わっている。



[176]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/15 08:35

「男子更衣室も女子更衣室も造りが同じだね。」とハチ公。

この発言はギルガメッシュ・銭湯・長髪暴君・リンリーン・ゆとりんを悶々とさせた。
彼らも11〜13歳ともなれば、そういう話に興味がわいて来る。
直後に発せられたゆとりんの「じゃあ後で女子更衣室行こうよ。何かあるかもしんないし。」という台詞は見事に無視されてしまったのだが…。

男子更衣室には特に目をひくものはなかった。
あっても、忘れ物の海パンとゴーグルくらいなもので、拾っても意味のないような物ばかりである。

部屋の隅に扉があり、「プール」と書かれていた。
ギルガメッシュは早速鍵を使い、扉を開ける。


「うっ…」

誰もが嫌な表情をしたのは生暖かい空気が流れ込んで来たからだろう。
プールサイドはジメジメしており、シャツが体にへばり付いてきた。


[175]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/15 08:31

「地下怖いね…。」

「真っ暗だ…。」

今回の先頭はギルガメッシュ。
懐中電灯を頼りに、地下へ降りる。


青い扉が現れた。

懐中電灯で扉の上を照らす。


【男子更衣室】


「更衣室を通ってプールに繋がってるのかな?」


七人はとりあえず男子更衣室にお邪魔することにした。



[174]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/15 08:30

「とりあえず、プールの鍵がある。今からプールに行こう。で、行きながらナナハァさんを捜そう。」

悪く言えば「プールに向かう"ついで"にナナハァを捜す。」という内容に近い。
ナナシハァハァとの付き合いが短いギルガメッシュならではの発言といえる。
もちろん、ギルガメッシュはそういう意図で言ったわけではないことも明記しておこう。


さて、資料室を出た七人はプールを目指す。

まず窓から外を見渡した。
プールというのはたいてい校舎の外部にあるからだ。

「ないね。」と長髪暴君。

…となると、プールは室内か屋上。
七人はまず「屋上ではない。」と予想。
さらに「室内プールなら地下じゃない?」というハチ公の考えに従って、階段を下りた。


[173]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/15 08:29

あっという間に雰囲気が回復した七人だったが、ハチ公の一言で皆、言葉を失った。

「ナナハァは?」



ナナシハァハァがいない…。
まくらは危険も恐れずに廊下に飛び出した。

「廊下にもいない…。」

「ナナハァは携帯持ってないの?」
「わかんない!多分持ってない!」

ナナハァの失踪に、七人は動揺を隠せない。

「捜す?」
「捜すってどこを?」
「さっきまでいたよな?」

ざわめく一同を静めたのは、意外にもギルガメッシュだった。


[172]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/15 08:25

銭湯とリンリーンの発砲はもちろんエアガンによるもので、ダメージはない。が、かなり効果はあったらしい。


七人は無事に資料室に到着した。

「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…」

とりあえず乱れた呼吸を整える。

「やるじゃん!銭湯、リンリーン。」
まくらがニッとして言った。

逃走時の銭湯とリンリーンによる発砲(といってもエアガンだけど)は、まくらの心を多少なりとも掴んだらしい。

ゆとりんが「三人で付き合いなよ!」と冷やかす。

銭湯はまんざらでもない感じで「まくらなんか嫌だし。」とニヤニヤしている。

ギルガメッシュはその様子を見て…何故か和んでいた。
さっきまで追い掛けられていた人間とは思えないにやけっぷりだったからだ。



[171]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/15 08:21

「やばい!逃げろっ!」
ゆとりんの叫びで、七人は一気に走りだす!!
資料室は遠い!

「はぐれるなよ!!」

銭湯を先頭に、ギルガメッシュ・ゆとりん・まくら・ハチ公・長髪暴君・リンリーンの順番で、廊下を走り抜ける!


最後尾のリンリーンが振り返って後ろを見ると、影人間はみるみる近づいて来ていた!

「やばいっ!」というリンリーンの言葉に反応したのか、銭湯は自分だけ走るのをやめ、影人間に数発発砲した!!

――パスンパスン!

リンリーンも「俺も持ってたんだ!」と思い出し、発砲した。

影人間は怯んでいる。


隙を見て猛ダッシュ!



[170]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/08 11:33

「よし、帰るか。」と、教員室を出た瞬間だった。

――ガタッ…

「!?」
振り返って教員室内を見回すハチ公。

「今の聞こえた?」

「聞こえたけど、風じゃない?」

「窓開いてないよ。」

ギルガメッシュの体にゾワゾワッとした感覚が走った。

そして"それ"は姿を現したのだ…。





人の形をした真っ黒の影人間である。

影人間はこちらを見ると、七人に向かってゆっくりと歩いてきた…。


[169]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/09/08 11:31

ギルガメッシュはその三つをとりあえず手に取ってみた。
・プール
・男子更衣室
・女子更衣室

「プール関係の鍵は全部残ってるよ。」

「とりあえず貰おうぜ。」と銭湯。

ギルガメッシュは三つの鍵をポケットに入れた。


[168]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/31 11:44

――キュ…キュッ…

職員室の中でガチガチに固まる七人。
しかし、黒幕(災)らしき足音は、次第に遠ざかっていった。

「い…行っちゃった?」

「みたいだね。」

しかし、さっさとここから離れた方が良いというのはわかった。
七人はそれぞれおつまみやらモデルガンを手に、職員室を離れた。

「あ…となり教員室だ。」
銭湯が懐中電灯で照らす先には、しっかりと"教員室"の文字。

「鍵取っておこうよ。資料室の鍵は回収しておかないと外から開けられちゃう。」
まくらが早口で言う。焦っているのだろうか。

ギルガメッシュは教員室の扉を開けた。

中は真っ暗で、ほんのりコーヒーの香りがする。

「鍵…。あれ?ほとんど無いぞ。」
フックのようなものがたくさんある場所を見て、リンリーンが言った。

恐らく鍵を引っ掛けるフックであるが、そこにはあるはずの鍵がほとんど無く、三つの鍵がプラプラしているだけだった。


[167]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/29 20:37


「おい。そろそろ帰らなきゃまずいよ。」
ゆとりんが言う。

ちゃっかりテレビを見ているギルガメッシュ達は「あぁ…」と重い腰を上げた。


――キュッ…


「!」

独特の足音に皆、背筋が伸びた。


――キュキュッ…キュッ…キュッ…

「来た…。」

「どうする?」

退室するのが遅かったようだ…。


[166]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/29 10:13

そこには誰もいなかった。
テレビはつけっぱなし。空っぽの缶ビールが三本置いてあり、おつまみもある。

冷房が効いているにもかかわらず、窓は開けっ放しで、ぬるい風が吹いている。

「これじゃあ意味がないし、エコじゃないよ。」
リンリーンが窓を閉めながら言った。

「モデルガンあんじゃん。」

「"とかれぶ"…。これは?…"べれてた"。」

「サブマシンガンだ!ロケットランチャーはないのかよ?」

他人の私物で異様な盛り上がり。

それはともかく、長居は無用。
銃を取ったらさっさと退室するのが安全だろう。

とりあえず、銭湯が二丁。リンリーンが一丁頂戴した。
ギルガメッシュや長髪暴君、ゆとりんはあまり興味がなく、まくらとハチ公は未開封のおつまみを物色している。

ナナシハァハァは一人でこっそり退室し、玄関の外を眺めていた。

「外はいつも通りなんだよね…。パパもママももう寝てるのかな…。」

なんとなく玄関をそっと押すナナシハァハァ。

――ギッ…

「…開いてる…?」

玄関は開いた。
夏の生暖かい風がナナシハァハァの髪を揺らす。…全文

[165]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/27 09:19

しばらく歩いて、銭湯は一つの部屋の前で立ち止まった。
それは来賓用の玄関に1番近いところにある部屋だ。
来賓のための受付までついている。受付の小窓はカーテンで塞がれており、中は見えない。

「"職員室"…。宿直室じゃなくて職員室じゃない?」

「あ、そうかも。誰だよ宿直室とか言った奴。」

「どうでもいいよ。早くモデルガン取って帰ろ!」

職員室の扉を開くのはギルガメッシュの仕事となった。
中には黒幕(災)がいるかもしれない。

校舎を徘徊していればいいが…。

ギルガメッシュは皆に向かって「いくよ?」と視線で確認し、了承を得てから一気に扉を開けた!!!


「!」


[164]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/27 08:32

二階から一階へ下りる階段の踊り場についた時の事だった。
「わっ…」

「どうした?」
まくらが変な声を出すので、皆歩みを止める。

「気のせいかな。今、一階を人が走り抜けてったような…」

「変なこと言わないでよ…。」
ハチ公が顔をしかめる。

すぐに銭湯が階段を下り、一階廊下を見回した。

「誰もいない。気のせいだよ。」

ホッとして皆は「宿直室探し」を再開した。
まくらは納得のいかないような表情をしていたが…


[163]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/27 08:31

結論から言うと、良い案はでなかった。
よって、銭湯の提案した「モデルガン取りに行こうぜ!」が採用されることになる。

最初は、数人を資料室に残して、それ以外の数人が宿直室へ行くという計画であったが、「みんなで行こうよ。」というハチ公の意見も採用され、八人全員での行動が決定した。




銭湯を先頭に、八人は「宿直室」を目指して廊下を歩き始めた。
黒幕(災)に遭遇しないように、警戒しながら進む。

八人であれば怖くはないが、黒幕(災)遭遇の危険度は増す。
大勢だと見つかり易いし、逃げるのも不便だからだ。

ギルガメッシュの懐中電灯を頼りに「宿直室」を探す。


[162]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/26 10:05

「モデルガンはどうでもいいけど、こうなったら楽しもうよ!学校からあらゆる物を集めてさ!!」
銭湯に釣られてか、長髪暴君も元気を取り戻してきた。

銭湯・長髪暴君のポジティブにおされ、リンリーン・まくらもその気になってきた。

ギルガメッシュも内心、なんだか楽しくなっている。

「ただし、"災い"と"ぱんどらさん"にはマジ注意だよ。捕まったら死ぬ。見つかったら逃げてよ。」
死ぬかどうかはわからないが、リンリーンが警告する。

「長髪、これからどうするの?」

「…正直あんまり決めてない。」

「おいしっかりしろよ!」
「お前言い出しっぺじゃん!」
長髪暴君への批判が酷かったが、すぐに『みんなで決めよう』へとまとまった。


[161]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/26 10:04

資料室には、蝋燭に照らされた八つの顔がぼんやりと浮かぶ。
銭湯がゆっくり顔を上げて言った。
「黒さん、倒す?」

「ダメだよ。黒さんに罪はないし、万が一警察に通報されたら面倒なことになるよ。」と長髪暴君。
長髪暴君は木琴の音を鳴らしてしまった罪悪感で、元気がなくなっている。

そこでゆとりんが立ち上がって言った。
「ぱんどらさんを倒す!」

「はぁ?意味不明だし。」とまくら。

だいたい"ぱんどらさん"は人間なのか?確実に違うだろう。

「黒さんのいつもいる部屋、なんだっけ?」

「ちゅくちょっ…しゅ・く・ちょ・く!…宿直室?」

「そこにモデルガンがいっぱいあるよ!あいつマジ拳銃マニアじゃん!」
興奮するのは銭湯。
彼はただ夜の校舎でバイオハザードごっこがしたいだけかもしれない。普段だったらウザいだろうけど、今はとっても有り難い存在だった。


[160]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/26 08:47

「く…黒さんが…。」

黒幕(災)の変貌を"資料室残留組"に伝える。
かなりショックを受けたらしく、室内はしばらく沈黙が支配した。

銭湯が鍵をしめ、みんなのもとへやってくると、「ホウキで一撃くらわせたんだ。」と自慢した。


もちろん無視…。


余裕がないのである。


さすがに銭湯もしゅんとなってしまった。

「どうしたら"災い"になっちゃうわけ?」
まくらが不安げに言う。

そんなこと誰も知るわけがない。しかし、聞かないと落ち着かなかった。

自分が"災い"にならないために。

「かなりやばいんじゃない?」と三神。

「そんなことわかってるよ…。」
リンリーンはぼやきながら時計を見た。
午前1時。


[159]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/26 08:43

「あれが"災い"?」
銭湯が辺りを気にしながら言う。

「かもね。完全にバグってた。」と長髪暴君。


初めて遭遇した"災い"に震えが止まらなかった。

しかし…何故黒幕(災)が"災い"になってしまったのだろう。

三人には全く見当がつかない。


「んなことより早く戻ろうよ。本拠地。」

「あぁ。」

三人は再び物置…いや、資料室に走った。
幸い、資料室までの道のりは安全で、黒幕(災)を含め、何にも遭遇せずに資料室に戻ることができた。


[158]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/26 08:41

「もう大丈夫じゃん?」

三人は理科準備室へ向かった。
教室側の扉も鍵が開いている。さっきまで理科準備室にいた何者かが開けたのだろう。

「うわぁ…人体模型だ…。」と銭湯。
ギルガメッシュと長髪暴君は無視をして蝋燭を捜した。余裕が無かったのだ。

「蝋燭発見。」
ギルガメッシュが引き出しから蝋燭の束を発見した。姉のかやのがくれたライターを使い、試しに一本だけ火を燈してみる。

「大丈夫だ。使えるよ。」

「使えない蝋燭を見たことがないんだけど…」と長髪暴君。

「いや、あんだろ。」は銭湯。

「どんな?」

また話がぐちゃぐちゃになってきてしまったのでギルガメッシュは無理矢理、話を中断させ、「行こう。」と理科準備室を出た。

もう廊下に黒幕(災)はいなかった。

[157]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/26 07:56

黒さんの異様な雰囲気に銭湯が動く。

持っていたホウキで力一杯黒さんを叩く。
その瞬間、操り人形の糸を切ったように"べちゃっ"と倒れてしまった。

すぐにムクムクと起き上がる黒幕(災)。

「逃げるぞ!」と言う銭湯の叫びで、三人は一気に部屋を飛び出した!!

「ちゃ、ちゃんとした好き?ちゃんとした好きだよ!!ハァハァ!?」
黒幕(災)の意味不明な絶叫が背後から聞こえる。

銭湯・ギルガメッシュ・長髪暴君は全力で三階廊下を走った!

「銭湯!理科室理科室!」

理科室に飛び込み、扉を閉める!
三人はそのまま奥の机の影に隠れた。


「だぁーるまさぁーんがこぉーろぉーんだぁ。だれか動いたなぁ、いま、あそこで動いたなぁ」
黒幕(災)の声が理科室の前を通過していく…。



[156]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/26 07:47

「く…黒さん…?」

現れたのは、用務員の黒さん…こと黒幕(災)であった。

ただいつもと違うのは、極端に猫背であることだ。両腕なんてブラブラしている。


「黒さん…あの…」
銭湯が話しかけると、黒幕はガタガタ痙攣しながらちょっとずつ近づいてきた。

「…やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ、やっめみろ」

意味不明な言葉を呟く黒幕(災)。どこを見ているのかわからない目、ふらふらな足取り。
明らかにいつもの黒さんとは違う。

[155]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/26 07:45


ゆっくりと扉が開かれた。

いよいよ足音の主と対面する。



[154]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/08 15:28

教室は音楽準備室らしい。
木琴、鉄琴、ティンパニー、ドラム等、ちょっと持ち運びに苦労する楽器がたくさん置いてあった。

ドラムセットがあるとついつい叩きたくなるが、そこはグッと堪えて。


――キュ…キュ…キュ…

足音はこちらへ来ているようだった。

息を潜める三人。






いよいよその人影が音楽準備室の前を通過した…。


――ポン…

「!!」

木琴の音が室内に響く。
扉のガラスからぼんやりと見えた人影の動きが止まる。

後退りしていた長髪暴君がうっかり木琴に当たったのだ!


「馬鹿…」
つぶやく銭湯。


[153]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/06 13:37

「女子がいないからなんか嫌だね。」
銭湯が言う。
こういう状況でもそんな事が言える銭湯はある意味有り難い存在かもしれない。

――キュ…


「!?」

――キュ…キュ…

「ま…マジかよ…。」

「どっから聞こえる?」

三人は同じように耳を澄ませた。

「前じゃない?」と長髪暴君。

「とりあえず隠れよう。」というギルガメッシュに従い、三人は最寄の教室に飛び込んだ。


[152]君の心の恋人、名無しがお送り致しました
2016/08/06 10:15
久し振りすぎる

[151]パンツパーク◆QoeunprWLM
2016/08/06 09:40

今回の蝋燭確保には、ギルガメッシュ・銭湯、そして話の流れから長髪暴君もいくことになった。


再びギルガメッシュの懐中電灯が重宝される。

っていうかみんな懐中電灯くらい持ってこいよ…。

「なんで俺まで…」と長髪暴君。

またもやホウキを持った銭湯を先頭に、三人は理科室へ向かう。

まず、1番近い階段を使って三階へ上がる。
後は理科室へ一直線だ。



Bリーグ掲示板
[1]前へ次へ[3]
/8

書く|更新|検索|

現在8人から支持
今日:27/昨日:1/累計:2024
スレッド一覧