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「ギルガメです。」 インターホンに向かって名乗ると、「はぁい。」と声がして、まもなく玄関が開いた。 「ギルガメビリだよ。」と笑うまくらの肌は小麦色に焼けていた。 玄関に置かれた浮輪から、最近海に行ったことが伺える。 まくらの家に来たのは二回目だった。 一回目はクリスマスか何かの時。オナニストと一緒に呼ばれたのだ。 部屋にはリンリーンとハチ公、それから望南(もか)がいた。 望南はクラスメートで、まくらやハチ公のグループの一員である。 ギルガメと望南は3〜6年生で同じクラスと、さりげなく長い付き合いになるが、あまり関係は深くない。 「ギルガメ白いなぁ。家で篭って何してんの?」 相変わらずの軽い調子で望南が言う。 「こっちは受験なんだよ。ってかこのメンバーで受験しないのはお前だけじゃん。」 望南が嫌味っぽく言う。 「自分の意思で受験やってんじゃん。うちは別に"ガクレキ"なんか必要ないんです。"シャカイテキチイ"とかよくわからんのです。」 「あっそ。」 ギルガメはリンリーンの隣に腰を降ろして持ってきた宿題を開いた。
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